伝道者の書 7章20節の翻訳

ブログ開設はこれで4回目くらい。
今回はFacebookと連動させようと思うので、少しは長続きするかな?

↓伝道者の書7章20節の文頭の ki を、新改訳(表題の訳)は理由(〜だから)と解釈しているけれど、前後の文脈を見ると、強調の ki(まことに、ほんとうに)の意味じゃないかな?よく調べていないけれど。

口語訳

「善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない。」

口語訳は完全に ki を訳出していない。

新共同訳

「善のみ行って罪を犯さないような人間は/この地上にはいない。」

新共同訳は「善のみ行って」とへんなところに強調をおいて、「善も行うが、罪も犯してしまう」と原文の意味を微妙に、しかし大きく変えてしまっている。
原文を丁寧に直訳すると「善を行う者はひとりもいない。罪を犯さない者はひとりもいない」となる。つまり善を行わない、という意味だ。