人間観

人間の現実−偶像礼拝(現代編)1

旧約時代の偶像は、金や石・木で作られた「刻んだ像」「鋳た像」だった。 新約時代の偶像は、「肖像」が刻印されたお金、つまり富だった(その視点でザアカイを読めるか?)。 そして、新旧共通した偶像礼拝の本質は、神を排除し、自分が神となり、自分の心…

人間の現実−偶像礼拝(現代編)序

今日届いた本の寄稿部分に、まさにこのテーマについて書いてあったので、短いが引用する。 聖書は、現実の人間を「神はいない」と主張し(詩篇14・1)、「神を忘れる者(同50・22)と診断しています。その結果はというと、「彼らの思いは地上のことだ…

人間の現実−偶像礼拝(新約編)2

「ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。このむさぼりが、そのまま偶像礼拝なのです。」(コロサイ3章5節) 前回、新約時代の偶像は「富」「貪欲」のような、目に見えない物としてあ…

人間の現実−偶像礼拝(新約編)1

「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということは出来ません。」(マタイの福音書6章24節)"No one can serve two mast…

人間の現実−偶像礼拝(旧約編)

「あなたがたは、いつまでどっちつかずによろめいているのか。 もし主が神であれば、それに従い、もし、バアルが神であれば、それに従え。」 (第一列王記18:21) 上記は、預言者エリヤがイスラエルの民に語ったことば。 当時のイスラエルでは、アハブ王と…